こんにちは、管理人のヒゲ(元相席屋店長)です。
大人の社交場、「スナック」
裏路地に入って妖しいネオンに誘われる、そんな大人のお酒に憧れる人も少なくないのではないでしょうか?
いつまでも、そこらのチェーン居酒屋というわけにもいきませんよね。
しかし、スナックという場所はなんとなく敷居を高く感じてしまう場所でもありますよね。
基本常連さんしかいないようなイメージですし、なにか下手なことをして追い出されるのもイヤですから。
そこで今回は、そんなスナック入門として、「暗黙のルール」を把握しておきましょう。
スナックってどんなところ?
スナックの定義という硬い言葉を使いますが、別にこれと言って決まりがあるわけではありません。
簡単に言えば、バーの種類になるのですが、スナックにはママといういわゆる店主がいて、スタッフ(キャスト)の女性が何人かいる場合盛りますが、いない場合もあります。
女の子が隣に座るキャバクラなどは、風営法で深夜24時までと決まっていますが、スナックはカウンター越し。
ですので、深夜遅くまであいているのが普通です。
どちらかと言うと家庭的な雰囲気のお店が多く、落ち着いてお酒を飲めるところでもありますね。
スナックの暗黙のルール
では本題、スナックの暗黙のルールについて見ていきましょう。
暗黙のルールはある
これは、あります。
しかし、それにはどのスナックでも間違いなく言えるものと、スナックによってまちまちのものと色々あるんですね。
ただ基本姿勢は、だいたいどこも同じですので、倉庫をおさえておくといいでしょう。
ただ、当たり前の話ですが、暗黙のルールを破っていたとしてもいきなり怒られたり追い出されたりすることはありませんから安心してください。
優しく『うちではそういうのは駄目よ』ということになるので、それに従えばいいのです。
店の一員になる
まず大事なことは、店の一員になるということです。
ただ黙って静かにマイペースで飲みたいのであれば、それなりのバーですとかそういうところに行けば良いのですし、女の子を独占したいならキャバクラにいきましょう。
スナックにはたいていカラオケがありますが、自分の好きなだれも知らないような歌をマイクを離さずに歌いたいならカラオケボックスに行けば良いのです。
スナックは、そういう場所ではありません。
そこに集ったお客さんと一緒になって、その店の中に存在する一員になることが大切です。
ルールブックはママ
スナックにおいてどの店でも共通のルール、それは「ママの言うことは絶対!」です。
時々、ちょっと一般常識からかけ離れたようなことをママが言ってくることもありますが、それがどんな決まりであってもママが言うならそれはそうなのです。
ただ、それこそがスナックの個性でもあります。
言い換えれば、スナックはママが用意した酒を楽しむための舞台であり、ママはそこの演出家のようなものです。
ママが演出する店の雰囲気は自分に合えば、これほど楽しい空間はありません。
逆に合わない場合は…………違う店にすればいいだけのこと。
とにかく、ママの言うことは絶対だということは、しっかりおぼえておきましょう。
常連が優先
最近の飲み屋には存在しないスナックのルールとして、常連優先というものがあります。
これは、いつ来てくれるかわからない一見さんのせいで常連がへそを曲げてしまっては、営業的にもよろしくないので当たり前のことかもしれません。
スナックにとって常連の数は、すなわちその店の財産です。
ですので、初めて行くお店では、常連さんを優先してその店の雰囲気を常連さんの動きや楽しみ方で推し量っていくといいでしょう。
もちろん、新参者も将来の常連になる財産ではあります。
ママも優しく常連になるまで育ててくれると思いますよ。
スナックのルール『お金の話』
スナックのルールはママしだい、でも、そこで気になるのはお金の話。
基本的にお値段はリーズナブル
これもスナックのある場所やお店によってはまちまちですが、スナックで飲み代は高くはありません。
これもまた常連さんをたくさん獲得しなければいけませんので、そうそう何回も行けるようにない値段設定はできないんですよね。
一回の飲み代よりも、通ってくることを優先していると言っていいでしょう。
特に、ボトルキープをしてしまった後だと「え?これでいいの?」な値段のときもあります。
結局値段もママが決める
料金プランのようなものも値段も結局はママ次第なんですね。
チャージ料金(席代)と飲み台が別のところもありますし、セットになっているところもあります。ワンドリンクだけセット料金に入っているところも少なくありません。
軽食も一品ごとに料金が決まっている場合もありますし、セット料金に入っている場合もあります。
ママのうちの夜のおかずがただで振る舞われるところもあったりします。
つまりはすべてママのさじ加減。
仲良くなったり、気に入られたりすると料金をサービスしてくれるところだって、実はあるのです。
スナックの暗黙のルール、それはママ
結論的に言えば、スナックの暗黙のルール、それは『ママ』です。
ママが決めたことはどんなことであろうとその店の中では絶対のルールですし、料金せってもかなりママの気まぐれ的なところが多くなります。
あとは、ママを中心にしたコミュニティの中で、その雰囲気をいかに楽しめるかがルール。
ですから、あまり警戒を心を持つことなく、何となくふらっと入って、そこでママが作り上げたい店の雰囲気にあうかどうかを品定めすれば良いと思います。
自分の趣味とバッチリあった店を見つけちゃうと。
もう「ただいま!」っていいたくなるくらいハマっちゃうこともあるのが、スナックの良いところなのです。